甘い旋律で狂わせて
あたしとネオの交わる視線からすべてを悟ったのか

ネオの前に、遥は急に躍り出た。


「ネオさん、だったよね?あなたは花音とどこまでの関係なの?」


遥の迫るような言葉に、慌ててあたしは仲介に入った。



「ちょっと、遥!?」


「花音は黙ってて」



あたしの制止も振り切って、遥はなお言葉を続けた。



「花音は婚約者がいたのよ。その仲をあなたが割って入ったんだから、それなりにあなたも覚悟してるよね?花音のこと、ちゃんと真剣に考えてるんだよね?」


「遥っ!」


慌てて遥の肩に手を置いたけれど

遥は怒ったように、そんなあたしの手をどけた。


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