甘い旋律で狂わせて
いずれは会いにいくべきだと思ってる。


そうすることで、胸に潜むこの想いを消化することができるんだろう。


それに、ちゃんと謝りたい。





――だけど、どうしても怖い。




受け入れてもらえないかもしれない。





そればかり考えて、あたしは一歩が踏み出せずにいた。


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