甘い旋律で狂わせて
『食事と景色を楽しむ船上や、酒好きの集まるバー。音楽に触れたことのない人が集まるそこで、最高のピアノを弾く。それが僕の音楽のあり方だ』


『好きな場所で、好きな時に、好きな人のためだけに弾いている瞬間。それもいいと思わない?花音。』




あなたはあたしに、そう言った。



先生とはまるで正反対な


迷うことない強い意志




それがネオの音楽の在り方なんだと



その時はそう思った。




だけどそれは





本当のネオの気持ちだったんだろうか……。



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