甘い旋律で狂わせて
悠貴と付き合い始めたのは、2年前の春のこと。

会社の同僚から誘われた合コンで知り合ったのが、きっかけだった。



特に浮かれた話もなく、華のないOL生活を送っていたあたし。

そんなあたしのことを、悠貴は何度もデートに誘ってくれた。




そして、何度目かのデートであたしは悠貴に抱かれた。



特に恋愛感情があったわけでもないけれど、嫌いでもなかった。


勢いにまかせて、深い関係になったようなものだった。

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