甘い旋律で狂わせて
昨日の優しい顔とは、まるで別人だった。
怖い……。
そう感じたのは確かなのに。
柔らかそうな髪をかきあげて、あたしを見下ろすその表情はあまりに美しく
色気さえ、感じてしまう……。
「ど、して……キスなんて……」
「かわいいから。それ以外に理由はないけど?」
サラリと言ってのけるネオに、思わず赤面してしまった。
ああ、ネオはきっと軽い男なんだ。
こんなに綺麗な顔をしてるんだから、そうだよね。
きっと寄ってくる女なんていくらでもいる。
こんなキス、深い理由なんてないんだよね。
子供じゃ、あるまいし……。
深く考えた自分が、バカみたいだ。
怖い……。
そう感じたのは確かなのに。
柔らかそうな髪をかきあげて、あたしを見下ろすその表情はあまりに美しく
色気さえ、感じてしまう……。
「ど、して……キスなんて……」
「かわいいから。それ以外に理由はないけど?」
サラリと言ってのけるネオに、思わず赤面してしまった。
ああ、ネオはきっと軽い男なんだ。
こんなに綺麗な顔をしてるんだから、そうだよね。
きっと寄ってくる女なんていくらでもいる。
こんなキス、深い理由なんてないんだよね。
子供じゃ、あるまいし……。
深く考えた自分が、バカみたいだ。