俺様彼氏と甘い毎日



―――…



「珍しいな」


隣の席に大輝がドカッと座る


「んだよ急に」

「お前が女に興味持つなんてさ」

「別に…」


冷たくあしらっても、横に居る大輝はまだニヤニヤしてるし…


「ニヤニヤすんなよ」

「だってさ、あの洸くんがは・つ・こ・いだぜ?」


うぜえ、まじでうぜえ、こいつ…


「別にそういうんじゃねえよ」

「俺様キャラで攻めねえの?」

「その前に話したことねえし」

「吉田って洸に言い寄るタイプじゃねーもんな」


なんだそれ、まあ確かにそうだけど…


「告ってみれば?」

「あ?」


急に何言い出すんだこいつは…


「王子もたまには自分から動いてみれば?」


王子ってなんだし、
でも動いてみないと始まらない

そう思ったとたん、体が勝手に動いた






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