俺様彼氏と甘い毎日
ー洸sideー
「だからっ、私宮川くんみたいに手とか繋いだことないからっ」
その言葉を聞いた瞬間胸の奥がトクン、と鳴った
「え、まじで?」
吉田は恥ずかしいのか、俯いて小さく頷いた
「あー、やべ嬉しい」
「な、なんで?」
「だって俺が初めてだぞ?じゃあ男とどっか出かけるのも?」
「いや、それは違う...」
「はっ?だれだよ」
「ん?パパ」
きょとん、とした顔で普通に言う吉田に俺は吹き出してしまった
「え、ちょっなんで笑うのっ?」
「だってパパってそれ、家族じゃん(笑)」