絆と愛・・・飛牙-ヒュウガ-
今莉音が家にきてくれてる…



莉「…愛羅、病院には行ってきたの?」


愛「まだ…検査薬でわかっただけ……お金渡してきた。」

莉「は?…それで事を済ませようとしてるわけ?…ホント許せない…」

愛「産んであげたいけど…今のアタシにそんな自信ないし…経済力だってない。…アタシに選択肢がない…」

莉「……難しいね…愛羅の言ってることもわかる…イイのホントに…?」

愛「…うん、産まれてきても幸せにしてあげれる自信ないし…こんなアタシだから…今は無理…1人じゃどうにも出来ない」

莉「1人じゃないよ…みんないる。けど…親は愛羅1人だし、結局は愛羅1人か…アタシ矛盾してるね(苦笑)」


愛「…アタシなんだか疲れちゃった…少し眠ってイイ?」


莉「イイよ…アタシ明日また来る…学校はどうする?…明日、明後日は休みだからイイけど…」


愛「家に居たくないから行く…とりあえず…病院にも行かなくちゃ…」


莉「いつ行く?」


愛「月曜に行ってくる…」


莉「アタシもついていく!!」


愛「…うん」





莉「あ、圭斗に電話する…」


愛「みんな何て?……」


莉「わからない…けど、誰も愛羅を責める奴いないよ?…愛羅はみんなのために犠牲になったんだから…」


愛「…でもみんなを裏切った……。」


莉「違う!!!!みんな愛羅の事よくわかってるんだよ?だから、愛羅の言葉の裏読んでるよ…愛羅、信じてイイんだよ?…仲間は助け合うためにいるの…1人じゃ無理な時…仲間に頼る事も必要だし」



愛「……アタシには少し難しいみたい…」


莉「これから徐々にわかればイイ。」



愛「………。」


莉「とりあえず行くね?…」


愛「うん…」









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