絆と愛・・・飛牙-ヒュウガ-
その日の夜…思いがけない話をされた。






愛「アタシもそろそろ帰るね、」


恋「……オマエ家に居たくないんだろ?…俺と一緒に住まないか?…。」


愛「でも…アタシバイトしてるわけじゃないからお金ないし……」


恋「金の心配はいらねー。オマエを1人にしておくのが嫌なんだ…」


愛「大丈夫だよ、……。アタシ居ると思われてないから。」


恋「それが嫌なんだ…俺と一緒じゃねーか、俺もその辛い経験あるんだ……。わかってるだろ?…俺の両親の事、」


愛「……。」


恋「せっかく仲間も出来て今オマエを救いだせたのに…また落ちてくオマエ見たくないんだ…。」



愛「………。じゃ…一応親に話してみる…」


恋「連れてく…。」











我が家………




『ぁあ、アンタいたの?珍しいね、こんな時間にここ(リビング)に来るなんて』


愛「アタシ家出てもイイ?」


『どーぞどーぞ、あ、じゃーこれ、はい。』


通帳を渡された…


愛「何これ」


『アンタのホントの父さんが愛羅にって毎月20万いれてたのよ、まぁアタシが使ってたから今は10万くらいしか入ってないわ』


愛「最っっ低」


『アンタをここまで育てただけありがたいと思いなさい、出てくなら早くしな。妹の邪魔にしかならないんだから』


愛「……。」


『何?毎月20万振り込まれるから持っていきなって渡してやったろ?』


愛「はいはい、」













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