絆と愛・・・飛牙-ヒュウガ-
恋「そん時にオマエがいたんだ…。何にもとらわれずただ闇を彷徨っているような…目…。」



愛「……。」




恋「オマエは人を変える力をもっている…けど…いつも笑わない…それに消えてしまいそうで……」



愛「……。」




恋「俺はホントに大事な人は俺をおいていなくなる…。両親に親友……だからオマエをみてるのが怖い…。俺の前からいなくなりそうで…」






アタシは恋弥が不安がる顔を初めて見た……。







アタシと一緒…アタシも信じた人間ほど裏切られる…








アタシ達は出会うべき人間だったのかも…飛牙の仲間も含め…。








アタシは恋弥をギュッと抱きしめた。








愛「アタシは居なくならない…約束する。だから…消えそうなんて言わないで…。」




恋「…。俺と一緒にいてくれ…絶対にオマエを裏切ったりしない」




愛「うん…わかった。最後に信じるって言ったじゃん?…。」



恋「ぁあ。俺の前から消えないでくれ…」




愛「うん…」






それはまるで祈っているかのようにアタシには聞こえた…










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