絆と愛・・・飛牙-ヒュウガ-
津那の話はこうだった……





幼い時から母親は何度も浮気を繰り返し、その時単身赴任だった父に内緒で家にも連れ込んでた…しまいには、津那が邪魔でよく押入れなどに閉じ込められていたらしい…



ある時母は浮気相手の男と家を出て行った…そっからは父が男手一つでここまで育ててくれたと言う…サラリーマンだがなかなかの役職についているらしい。


父も元ヤンなので飛牙にいることや、特攻隊長なのは誇らしいと言ってくれている。


津那自身、女は平気で家族を捨て肩書きが好きで自分自身を見てくれていないという。
アタシと同じで女は信用できないし、信用したところで母親みたいに捨てられるのが怖いらしく、女嫌いっとなっているらしい。




愛「そうだったんだ…信頼関係って難しいよ。アタシもようやく恋弥達を信じようと思った…」


津「オマエ明るく見せてるようだけど心が笑ってねー。だから…顔も笑ってねーぞ?…」


愛「結構笑えてるとおもってたのになー…」


津「何か俺の悩みなんかちっぽけに思える…」


愛「悩みに小さいも、大きいも関係ないんじゃない?…苦しむのはみんな一緒だよ…傷だって付くでしょ?…」


津「オマエやっぱ変わってるな、」

愛「そう?…」

津「オマエみたいな奴に聞いて欲しかったのかも…オマエは他の女と違った…話したくなった。」

愛「そっか、スッキリした?」

津「おう、でも女はまだ無理だ…オマエはちがうけどな、さて…戻るかな!!…ありがとな、」

愛「うん。アタシももう少ししたら戻る…」


そう言ったら津那は戻って行った



アタシも数分してからみんなのところに戻った。











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