ラブ&トラップ
「はずれ。正解は…」


「っ!?」


一瞬だった。


本日二度目の唇が奪われるまで。


頭を抑えられ、腰に手を回されてて、そんなに深くならないうちに唇が離された。


腰に回された手は緩まなくて、唇が離れたのに顔は近い。


「正解は、おまえが苦しんでる姿が見たくないから。」


またすぐキスされそうなくらいの近距離で目が合ってる。


私が無意識のまま軽く押してた店長の胸からは、心臓の鼓動が伝わってくるけど、それ以上に自分の鼓動が早いのが分かる。
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