ラブ&トラップ
「おまえんとこみたいに1日おきに帰る変わったヤツが、世の中には何人もいるもんだな。」
どうやら聞いていなさそうな店長も、ちゃっかりさっきのお客さんの話を聞いていたようだ。
さっき私の作業の手が止まって、上の空だったことを気遣ってか、店長は励ましてくれるように私の背中をポンっと押した。
「気にすんな。おまえの味方が他にいるって思えば少しは気が楽になるだろ。」
味方?
私の彼と同じで、さっきの人も好きな先輩が1日おきでしか帰ってこないから?
だからさっきの人が私の味方だって?
「敵...だと私は思いますけど。」
「あ?」
だってさっきの人の話、かずくんとの話と重なる部分があるんだもん。
どうやら聞いていなさそうな店長も、ちゃっかりさっきのお客さんの話を聞いていたようだ。
さっき私の作業の手が止まって、上の空だったことを気遣ってか、店長は励ましてくれるように私の背中をポンっと押した。
「気にすんな。おまえの味方が他にいるって思えば少しは気が楽になるだろ。」
味方?
私の彼と同じで、さっきの人も好きな先輩が1日おきでしか帰ってこないから?
だからさっきの人が私の味方だって?
「敵...だと私は思いますけど。」
「あ?」
だってさっきの人の話、かずくんとの話と重なる部分があるんだもん。