ラブ&トラップ
「後輩が事故って車が廃車になったから、彼が送り迎えしてて。自分も同じように睡眠不足で事故らないようにって。実家とか先輩の家に泊まったりして。それでうちには1日おきにしか帰ってこないです。」
「その後輩のこと、どんなヤツとか、なんか聞いてねーのか?」
そういえば、かずくんの口からは"後輩"としか聞いてなかった。
かずくんがそこまでする相手だし、仲がいいとも聞いてたから私が勝手に男だと思い込んでただけで。
「私はてっきり男性かと。」
「本人からは聞いてないってことか。」
かずくんと話しあった朝を思い返してみても、やっぱりさっきの女の人が言ってたことと重なる部分があって。
どんなに頑張って思い返してもそのなかに後輩は"女"だとか、ましてや"男"だという説明もなかった。
「はぁー。ちなみにもうひとつ聞くが、今夜はそいつ帰ってくる日なのか?」
「彼は夜勤の仕事なので、朝方帰ってきて夕方家を出る生活です。今朝帰ってきて、私が今日バイト終わって帰宅するころにはきっともう家を出てます。今日帰ってきたから明日の朝は帰ってこないでしょうね。」
「その後輩のこと、どんなヤツとか、なんか聞いてねーのか?」
そういえば、かずくんの口からは"後輩"としか聞いてなかった。
かずくんがそこまでする相手だし、仲がいいとも聞いてたから私が勝手に男だと思い込んでただけで。
「私はてっきり男性かと。」
「本人からは聞いてないってことか。」
かずくんと話しあった朝を思い返してみても、やっぱりさっきの女の人が言ってたことと重なる部分があって。
どんなに頑張って思い返してもそのなかに後輩は"女"だとか、ましてや"男"だという説明もなかった。
「はぁー。ちなみにもうひとつ聞くが、今夜はそいつ帰ってくる日なのか?」
「彼は夜勤の仕事なので、朝方帰ってきて夕方家を出る生活です。今朝帰ってきて、私が今日バイト終わって帰宅するころにはきっともう家を出てます。今日帰ってきたから明日の朝は帰ってこないでしょうね。」