ラブ&トラップ
私が座っている向かい側の椅子に店長が座ると、私の髪に指を絡ませる店長。


「わかった。じゃぁもう俺は遠慮しないからな。」


「え?」


「もうお前はフリーになったとみなすから。」


そ、それって。


「今夜メシ食いにいくぞ。」


やっぱり、そういうことですか。


店長が私にロックオンしたってこと。


引っ越し先探したり、荷造りしたり、これから忙しくなるから余計なこと考えたくなかったのに。


ましてやまだかずくんとのこと、ちゃんと終止符打ててる気がしないし。
< 217 / 243 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop