心霊戦隊ハラウンジャー
「川村さん!」
「どうした!?何があった!?」
「ヒロリンちゃん……大丈夫?」
「きゅっ、救急車呼んだ方が……」
皆が、オカマを心配する。
すると、今まで乙女座りでプルプルと震えていたオカマは、顔を手で覆いながら立ち上がった。
「まつ毛……」
そして、何度も「まつ毛」と呟く。
あぁ……何となくわかったような気がする……。
オカマが顔を覆っていた手を外すと、左側だけつけまつげが無くなっていた。
「今日、新しくしたばっかりだったのに……許さないんだから!」
鬼のような形相のオカマ。
完全に男の顔だ。
「皆、行くわよ!」
オカマの言葉に、他の三人は「おぅ!」と返す。
俺もワンテンポ遅れて返す。
皆の真似をして、オハライチェンジャーを構える。
「オハライチェンジ!」
そして、通話ボタンを押す四人に、またワンテンポ遅れて通話ボタンを押す俺。
すると、俺の身体が、赤い光に包まれ、どこからか力が湧いて来る。
熱い……これが、選ばれし戦士の力……。
オカマのつけまつげが飛ばされるという緊急事態で、漸く団結した俺たち。
ちょっと理由がアレだけど、なかなか良い感じなんじゃないか?
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「どうした!?何があった!?」
「ヒロリンちゃん……大丈夫?」
「きゅっ、救急車呼んだ方が……」
皆が、オカマを心配する。
すると、今まで乙女座りでプルプルと震えていたオカマは、顔を手で覆いながら立ち上がった。
「まつ毛……」
そして、何度も「まつ毛」と呟く。
あぁ……何となくわかったような気がする……。
オカマが顔を覆っていた手を外すと、左側だけつけまつげが無くなっていた。
「今日、新しくしたばっかりだったのに……許さないんだから!」
鬼のような形相のオカマ。
完全に男の顔だ。
「皆、行くわよ!」
オカマの言葉に、他の三人は「おぅ!」と返す。
俺もワンテンポ遅れて返す。
皆の真似をして、オハライチェンジャーを構える。
「オハライチェンジ!」
そして、通話ボタンを押す四人に、またワンテンポ遅れて通話ボタンを押す俺。
すると、俺の身体が、赤い光に包まれ、どこからか力が湧いて来る。
熱い……これが、選ばれし戦士の力……。
オカマのつけまつげが飛ばされるという緊急事態で、漸く団結した俺たち。
ちょっと理由がアレだけど、なかなか良い感じなんじゃないか?
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