《続》オフィスの華~若社長と秘書のHoneyな生活~
「お前が愚痴っても…俺たちは誰にも言わない…」


「うっ…」


レンの嗚咽の混じる声…


私もレンの涙を貰って泣いてしまう。


「二人して何…泣いてんだよ!?たくっ~」


呆れ声の祐早斗さん・・・



私を独り占めしたいはずなのに。



レンの裏顔を見た祐早斗さんは私よりも先に彼に手を差し伸べた。


泣いちゃった私たちを慰める祐早斗さん。


耶刃常務のクルーザーに乗って酔ってしまった私の背中を摩り続けてくれた祐早斗さんを思い出す。



あなたの優しさはまるで海みたい。



広くて・・・




深い・・・
< 268 / 290 >

この作品をシェア

pagetop