†誰も知らない彼の顔†
夜7時、彼のマンションに到着してドキドキ
しながらエレベーターに乗り込んだ。
7階でエレベーターが止まってお決まりの
ベルが響いた。。。
私はエレベーターを降り、彼の部屋の702号室
に足を進めた。
そこで、彼の部屋の前に背中を向けた彼が居て
嬉しくて彼の名前を呼ぼうとした。
だけど…そこには見慣れた彼の背中とは別に
私より小柄な女の人が居た。
うんん。ただ、居たならいい。
(本当は嫌だけど、、、)
彼はその小柄な女の人を抱きしめながらキスを
繰り返していた。
私は呆然と立ち尽くしていた。
もう、何が何だか分からなくなっていた。
私は無意識にエレベーターに引き返した。
そして、一階でエレベーターが着くと
彼のケータイに電話してみた。