初恋と運命の恋
送るためにマンションを出ていくと日向と風馬はきっとまだ話していて今日は終電までには帰るか泊まるかするように見えていた。
「家に残していたみたいだけど家に泊まり込んで何かするとかしないとかいっていたけどいったい何の話なのかききたいなあ」
『ただの近況報告と俺に関するクイズ大会勝った方が今夜タクシー代を払うっていうルールで今の所社会人からフーは38勝でヒナは26勝だな。
昔から俺の勉強権の取り合いと称してクイズ大会やっていて休みの日の出掛ける場所とかクラスでやるから誤解されていたから散々だったよ』
「愛されているからだってなんか先生って人に幸せを運ぶ不思議な力があるような気がするのはきっと私だけじゃないと思うよ」
『俺実は葵のことが好きなんだ。
俺は誰にでも優しいけど本当に好きな人にしか本当の優しさは見せないからフーやヒナには見せる優しさとは全然違うんだよ。
俺はおまえと付き合いたいって初めてそう思えていたから好きだって思うのは禁断とかそういうの関係なく卒業を待とうとかもうどうでもいい。
俺は付き合いたいって思っていてデートとか二人で今日みたいに出かけたいから考えてみてくれないか俺と付き合うことを本気なんだ』
もう立場とかどうでもいい教員は聖職とかいうけどただの動けないだけの臆病者になるよりしっかりぶつかっていきたいんだ。


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