初恋と運命の恋
手を掴んでこっちを向かせて立ち止まって話をしていてこんなところを他の人にばれてしまえば蒼はクビで葵は転校それでも伝えたかった。
「考えてみるけど時間かかるかもしれないから先生が嘘をつけないこと私はちゃんとわかっているから付き合うことを考えさせてね」
『それがきけていただけで俺は告白してよかった俺は両親と暮らしていないから父親はいるけど滅多に会えなくて忙しいんだ。
母は男を作って蒸発して祖父母に押し付けて出ていって唖然としてああならないためにスキルを身につけていて今は感謝してるよ。
一人暮らしもできていて教師になれて色々な出会いができて俺を3歳で預けてフーやヒナや葵に出会えて良かったと思えるんだ。
今まで俺を本気で認めて好きだってそのままでいいっていう人に出会えて生まれてきて良かったなんてなんか夢見がちだよな』
マンションまで歩きながら告白してなんだか気持ちが軽くなっていたが昨日まで保健便りを作って資料を集めて体調を崩していた蒼だった。
「蒼あんた顔赤いけどあんた熱あるからフー蒼が久しぶりに熱を出しているからベッドまで運ぶから手伝ってフー蒼一人じゃ連れていけない」
前途多難の状況だったが授業があるので休むわけには行かないのでフラフラと授業をするために学校へ向かっていて具合が悪化していた。


< 33 / 35 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop