夢宙〜私の初恋物語〜
それから半年間、コレということもなく、普通に暮らしてきた。でも、1つだけ大きく変わったことがある。

女と遊ぶのをやめたことだ。

華夏のことを考えると、自分が汚らわしく思えたからだった。

ある日、同級生の翔が、合コンにさそってきた。乗り気じゃなかったが、無理矢理連れていかれた。

そこでまた、華夏に会った。

入学式より髪が伸びていて、大人っぽくなっていた。
俺は、うれしくって、チャラけてないとにやけそうで、自己紹介のときのことは、あんまり覚えてない。

そして、華夏を呼び出した。

ああは言ったけど、あれは俺なりの強がりだった。正直、すごく不安だった。

そこらへんの女をナンパするのとは、全然違った。

結局フラれたけれど、絶対に振り向かせてみせる。

でも、俺の言葉で君を泣かせてしまった。

そんな俺の頭は、罪悪感という言葉でいっぱいだった。

そして、気が付いたら、華夏を抱き締めていた。
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