ずっと大好きやけん
あたしは成ちゃんと一緒に1年3組の教室に向かった
教室に入ると知らない人達がたくさん目にはいる
かっこいい男子
かわいい女子
きもい男子
きもい女子
ものすごくはっきりわかる顔の人達ばっかりだった
あたし達はさっそく友達をたくさん作るために動き出した
あたし達が1番最初に声をかけたのは
藤岡 みなみ
「ねぇねぇ名前なんてゆうん??」
あたしが気軽に話かけると彼女は少しきょどりながら
「藤岡…みなみやけど…」
そういった
積極的な成ちゃんは
「ぢゃあみなみって呼ぶけん!!うちは成架!!みんなに成ちゃん呼ばれよるけん」
とざっと自己紹介をした
あたしもすかさず
「あ-あたしは永井真紀!真紀でかまんよ-。よろしく-」
するとみなみはニカッと八重歯を見せかわいらしく笑った
それから
みなみ.あたし.成ちゃんの3人で行動する事が多くなった


予鈴が鳴りまだうろ覚えの出席番号の席に座る

ガラガラ
教室の戸があいた
入ってきたのは.髪が
ボサボサの眼鏡をかけた
おばさん
それが1-3の担任だった
名前は
岩村 みか
何歳かは不明
しかし顔は異常な程老けていた
あたし達は担任もわかり入学式のため廊下に並ばされた
出席番号じゅんに並びあたし達は体育館に向かった
体育館の外でスタンバイしていると
中から拍手が聞こえた
あたしは一気に緊張しはじめた
ふっと成ちゃんの方を見ると成ちゃんは足が震えていた
それを見るとなぜか落ち着いた
先輩達の拍手とともにわたし達は体育館の中に
入っていった
ジロジロと右からも左からも視線を感じる
「あ〜!!はやくおわれ!!」あたしは心の中で叫びまくっていた
やっと椅子につけたと思うとその次は1組の1番からじゅんに名前を呼ばれ1人ひとり返事をする1番緊張するシーンに入った
「1組…1番秋山 たいき」
ひとりひとり名前が呼ばれていく
1組…2組…
そしてついに1-3のばん「1-3組43番 永井真紀!」
「ふぁい!!」
変な声になってしまった
しかし「はい」に
聞こえない事もないだろう
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