[短]先生、襲ってください。




少し寂しそうなその声に、思わず顔をあげた





「練習あったら、こられへんやろ?」

「……うん」

「…………………ふーん。」



ちょっと元気なくなってる?
さっきより、なんか声のトーン低いよね?



変な期待が、体を熱くする。





「寂しい?」






書類を整理していた先生は、その手をとめた。
私の言葉にゆっくりふりかえる



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