[短]先生、襲ってください。
放課後……
本番まであと3日前までせまっていた
みんなは衣装作りや、
大道具作りで教室におらず
私とケンタだけが2人で練習していた
「ケンタ?」
台本を片手に必死に暗記するケンタを呼ぶと、「何?」と、言葉だけを返してくる。
「…ケンタ!もー、何度も練習してんだからさすがにもう覚えてよ!!」
「…俺が物覚え悪いの知って言ってんのかよ?
だいたい…原作と違って言葉多すぎるだろ…。
イジメ?」
ケンタのイライラ感はすぐに伝わってきた。
私はケンタの横に座ると、台本を取り上げた。
「な、何すんだよ!」