[短]先生、襲ってください。
―熱くなる鼓動―



急いでトイレに駆け込んだ…



「ハァハァ…ッ。」



あんな不意打ち反則だろ!!


手洗い場に映る自分の姿…


「真っ赤な顔して……危なかった」



もし眼鏡が落ちていなくて

すぐにあいつだと分かっていれば


生徒がいたって抱きしめてたかもしれない。



「落ち着け俺…」



胸に手をあてれば、すごい早さで振動してるのが伝わる。




―ドクンッ、ドクン!

後であの部屋にあいつが来るんだ…
それまでには、いつものように戻しておかないと…。




我慢しろ………俺



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