[短]先生、襲ってください。
―お姫様役決定―
「今年の文化祭、劇するらしいぞ!」
「え…いつ、決まったの?」
「さっき…女子達が、劇しようって言い出して…誰も反対しなかったから劇になったみたい。」
そう言いながら、黒板にたわむれる女子の方を指さした。
「そうなんだ…まぁ~3年だし、劇もいいんじゃない?」
「けど、俺食べ物がよかった~。」
「…ただ単に、食べたいだけでしょ?」
少し半笑いになりながらそう言うと、ケンタは照れ笑いをしながら男子達の方へと走っていった。
劇か…照明係とか地味なやつしよ…
面倒だしな。
そう思いながら、女子達の中に入っていった。