[短]先生、襲ってください。
―消えたぬくもり―
机の上には、何もない…
私の特等席だったあのイスも…
他のイスと混じってしまって
どれがあのイスなのかわからない状況
「どう…して?」
涙がこみ上げて、目の前がどんどん滲んでく
どこに行ったの?
先生?
何処?
「……先生は、
責任をとってこの学校を出て行ったわ。」
後ろから女の人の声が聞こえた。
私はすぐに振り返った
声の正体は誰なのかと顔を伺った
「……天野先生。」