[短]先生、襲ってください。


「辞表を提出されたわ…今日の朝ね。」



天野先生はゆっくりと部屋に入り振り返らないまま話を続けた。


「この件に関しては、私と光圀先生しか知らないわ。
発見したのは私…あなたがよくこの部屋に通っていたのは知っていたし、いつも見張っていたのよ?」




天野先生が言う今までの事が、私にはエンドロールのように頭の中で流れていた


「私としては、あなたにも責任があるし、
校長先生や他の先生と相談しようと考えていたんだけど…
光圀先生は、自分が退職することでこの話は内密にしてくださいとお願いしてきたの。

"あなたには、責任はない。
私がいつも誘っていたんです"

てね。」




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