マスカレード【仮面de企画】
「ちょっと、亜由美」
セクシーボディが言った。
「セレブの仮面パーティーなんて、わたし達には場違いじゃない?」
「わたし達一人一人ならね」
モデルのような方が答える。
「でも今日は志鶴が一緒だから、場違いには絶対見えない。大丈夫よ。あの子は本物のセレブだから」
「ああ……久しぶりに会ってビックリしたわ。どこから見てもお姫様だもの」
「そう? いつも会っていると、それほど変わったようには見えないわよ。あんたも短大出たら帰って来なさいよ。どうせ就職ないんでしょ?」
「それ言わないでよ。悩んでるんだから」
「帰って来て、圭吾さんに就職口を世話してもらえば?」
「そういう事はしたくないの。志鶴の親友だって事に甘えたくない」
「そうね、気持ちは分かるわ。でも現実的じゃない」
「現実的になんてなりたくない」
セクシーボディはむっつりと言った。
「それにしても、あの子は何だって今更マリッジブルーになってる訳?」
「分からないわ。とにかく、あの子の不安の原因を探りつつ、今夜を三人で楽しむ――これが今日のミッションよ」
セクシーボディが言った。
「セレブの仮面パーティーなんて、わたし達には場違いじゃない?」
「わたし達一人一人ならね」
モデルのような方が答える。
「でも今日は志鶴が一緒だから、場違いには絶対見えない。大丈夫よ。あの子は本物のセレブだから」
「ああ……久しぶりに会ってビックリしたわ。どこから見てもお姫様だもの」
「そう? いつも会っていると、それほど変わったようには見えないわよ。あんたも短大出たら帰って来なさいよ。どうせ就職ないんでしょ?」
「それ言わないでよ。悩んでるんだから」
「帰って来て、圭吾さんに就職口を世話してもらえば?」
「そういう事はしたくないの。志鶴の親友だって事に甘えたくない」
「そうね、気持ちは分かるわ。でも現実的じゃない」
「現実的になんてなりたくない」
セクシーボディはむっつりと言った。
「それにしても、あの子は何だって今更マリッジブルーになってる訳?」
「分からないわ。とにかく、あの子の不安の原因を探りつつ、今夜を三人で楽しむ――これが今日のミッションよ」