マスカレード【仮面de企画】
「今、説明する。『お姫様』ってのは三田志鶴。この娘の親友で、俺の従兄、羽竜圭吾の婚約者。で、圭吾はこの倶楽部の会員だよ」
「なるほど、身元は保証されたわけだ。だが、あの方を『王女様』となぜ呼んだ?」
「だって王女様でしょう?」
俺は天を仰いだ。
誰か、こいつに教えてやってくれ!
「お前な、口開く前にちっとは考えろ」
「だって……オーラが見えるって言ったら、信じてもらえる?」
占い師って言い訳よりはマシだな
「君も能力者か?」
夜光が目を細めて美幸を見た。
「軽く見える程度だよ」
俺は軽く言った。
「で、何を見た?」
「あの人が特別な人だってのはすぐ分かったわ」
美幸の言う『あの人』は下で、シャンパングラスを手に談笑している。
「そして彼女をじっと見ている男がいたわ。殺意を持ってる」
何だって?
「男の特徴は?」
「なるほど、身元は保証されたわけだ。だが、あの方を『王女様』となぜ呼んだ?」
「だって王女様でしょう?」
俺は天を仰いだ。
誰か、こいつに教えてやってくれ!
「お前な、口開く前にちっとは考えろ」
「だって……オーラが見えるって言ったら、信じてもらえる?」
占い師って言い訳よりはマシだな
「君も能力者か?」
夜光が目を細めて美幸を見た。
「軽く見える程度だよ」
俺は軽く言った。
「で、何を見た?」
「あの人が特別な人だってのはすぐ分かったわ」
美幸の言う『あの人』は下で、シャンパングラスを手に談笑している。
「そして彼女をじっと見ている男がいたわ。殺意を持ってる」
何だって?
「男の特徴は?」