先生とわたし

修学旅行 2-1




朝。


「千華、目の下の隈ヤバいよ!!」


「へっ!?」


鏡を見ると、明らかに分かる。



「寝れなかったんでしょ?」

「うん…。」



布団を被って、目を瞑っても、古河の言葉が頭から離れなくて、どんどん悪い方に考えてしまっていた。



「まずはご飯食べて、バスの中でゆっくり寝てな。」

「うん。」



大広間に行くまで、古河を見ないように、下ばかり見ていた。



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