先生とわたし



お風呂から上がると、携帯が点滅していた。



「琴音、返事来た。」


「どれ?」



--大木先生なら、急用でまだ戻って来ないから大丈夫だ。--



「「急用?」京都にまで来て、急用って…。」


「どうする?」

「…私、行って来る。」

「なら、着いて行く。」

「ありがと。」



--なら、今から行きます。--



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