先生とわたし
「そろそろ、駅に行かない?」
「そうだね。」
今使った物を片付けて、学校を出た。
……
…
「琴音って17時電、何分?」
「32分。千華は?」
「47分。あと30分近くもあったね(汗)」
「別に、話してればあっという間だよ。」
「だね。」
「さっきの話の続き。もしかして古河って、千華の事好きとか何じゃ…。」
「ないない。ヤダよ、あんな男の彼女になるのなんて。」
「だよね。てか、もう彼女いそうだし。」
古河が私の事を好きとかありえない。
けど、古河かぁ…。
授業中とかも、ムカつくような教師とか…。
それに、
私、生物の点数悪いから、好きとかあり得ないよ!!
なのに、琴音が変な事言うから、気にしちゃうじゃん!!
琴音と別れ、家に着いた。
夕飯までの間、生物の復習でもしてよっかな。
とは思ったものの、いざノートと教科書を開いて見ると、理解ができない。
一応、授業はちゃんと受けているつもりなんだけどな…。