先生とわたし
「あの、さ。高野もここに寝てくれない?」
「それは…。」
「俺からも、頼む」
石黒先生…。
「変な事はしないから、お願いします」
「…班の人には、何って言うといいんですか?」
特に、あの優等生。
一番、面倒くさそう。
「2人とも、体調悪いから他の部屋で寝る。って、俺が言っとく。」
「…分かりました。」
「千華チャン、ありがとう。」
「いえ。なら、布団敷いて待ってます。」
「あぁ。」
もし、この事が他の人にバレたら…。
怖いから、考えないでおこ。