先生とわたし



トントン…。


「遅くなってごめんな。」


出迎えたのは、目を腫らした琴音だった。


部屋に入ってすぐに、抱きついて来ちゃったし…。


まずは、適当に祐輔と話し、千華チャンに謝った。


千華チャンは優しいから、'大丈夫'とか言ってくれてるけど、実際は大丈夫じゃないはず。


琴音は一向に泣き止まないし…。


あ゛〜。ったく、あいつらが来なければ…。



気づいたら、祐輔と千華チャンが居なくなっていた。


< 189 / 512 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop