先生とわたし


「まだ数問しか解いて無いのに、もうお手上げかよ。ったく。」

スパルタ過ぎじゃ無いのか!?

でも、古河の声って

何か、他の先生たちと違って、良いかも知れない…。


「俺の顔ばかり見てるな。」
「へっ!?」


顔っていうか、空想に浸ってただけなんだけど。



「先生の声って、他の先生たちと違いますね。」

何言っちゃってるんだろ!?
ただ、空想だけだったのに…。


「…そうか?あんまり気にしたことないから、分からねぇな。」

「ですよね(汗)変なこと言ってすいません。」



「それって、俺の声を良いと思ってるのか?それとも悪いと思っているのか?」


「…良いんじゃないですか?」

疑問形で返すっていう…。

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