先生とわたし
「…智クンがね。チューしてたの。」
「うん。」
「何で、他の子とするんだろう…。」
「柏倉は、智輝がそんな事する奴だと思っているのか?」
「思ってない。」
「だろ。あのクラスの担任をしているんだから、それだけは許してやれ。」
「うん…。ありがとう。」
あのクラスかぁ…。
手のかかる人が結構いるからね…。
「高野。」
「はい。」
「智輝をそこのスペースに呼んで。」
「分かりました。」
昨日交換した、石黒先生のアドレスに、メールを送った。
ブーブー。
--わかった。--
「今来ます。ってか、来ました。」
「何?」
そっちに出ろ。
って、祐チャンは顎で伝えた。