先生とわたし
「あっ、祐チャン。ここで大丈夫です。」
「そ、そうか。」
ここのT字路を曲がって、私の家まで来ちゃうと、祐チャンの家まで遠回りになっちゃう。
後ろから、キャリーとお土産を取り出してくれた。
「じゃあ、気をつけて帰れよ。」
「はい♪ありがとうございました」
祐チャンの車が曲がったのを確認してから、歩き始めた。
「ただいま〜」
「「お帰り〜」」
4日ぶりの我が家。
「千華、どうだった?」
この時間にお姉ちゃんがいるって、珍しい。
「楽しかったよ♪あっ、お姉ちゃんにこれ。お母さんたちには、これね。」
袋から、お土産を取り出して、渡した。