先生とわたし

ｼﾞｬｰｼﾞに着替えて、校内にある練習場に行った。


｢…男いっぱいだ｣

｢当たり前でしょ!!千華、何改まって言ってんの?｣

｢いや…。祐ﾁｬﾝと智ｸﾝにしか免疫がなくて｣

｢大丈夫だって!!ほら、智ｸﾝが呼んでるから行こっ♪｣
｢うん。｣



ｾﾝﾀｰｻｰｸﾙに全員が集まった。



｢お願いします!!｣
｢｢お願いします!!｣｣

ｷｬﾌﾟﾃﾝのあとに、他の部員が続いて挨拶をした。



｢じゃあ始めに、今日からﾏﾈｰｼﾞｬｰをしてくれる事になった、2年の柏倉と高野だ。｣

｢柏倉琴音です。宜しくお願いします。｣

｢高野千華です。宜しくお願いします。｣


｢｢宜しくお願いします!!｣｣


｢よし。まずは基本をしてから、4対1。それが終わったら、休憩後にｹﾞｰﾑ。始め。｣

淡々と、練習ﾒﾆｭｰを言っていく智ｸﾝ。

祐ﾁｬﾝはというと、ﾒﾓを取り始めた。


｢｢はいっ!!｣｣


一斉に、ﾎﾞｰﾙｹｰｽに群がって行った。