先生とわたし
「「お待たせ」」
「んじゃ、帰るか。」
「「うん♪」」
昇降口に行くと、普段なら賑わっているのに、今は静か。
「じゃ、千華。明日ね」
「うん♪バイバイ゛」
琴音は今日も、智クン先生と一緒に帰るみたい。
「ほら、行くぞ。」
「あっ、はい。」
まぁ、琴音の事ばかり言ってられないか。
自然と、助手席に乗っちゃったし
「…祐チャン?」
「うん?何した?」
「お母さんとお姉ちゃんに、彼氏いるって知られちゃった」
「早ぇな…。相手が教師っては知られてないよな?」
「それは、大丈夫です。」
「ならまだ、大丈夫だな。」
「はい。」
怒られるかと、思った。
昨日と同じ所で、降ろしてもらった。