先生とわたし
味方
「何かあった時の為に、お母さんだけにでも、言ってた方がいいのかなぁ…。」
放課後。
私は、昨日と同じように、洗濯物を干して居る。
「そうだね…。いきなり、教師です。は絶対に認めて貰えないだろうから、前置きが必要だね。」
琴音は、部室内の掃除中。
「前置きかぁ…。」
どんな感じで、切り出すかもだよなぁ…。
「もし…。で、いいんじゃないかな?私は、そうしたけど。」
「だね。変に言うよりはそっちの方がいいね。」
何しろ、それで琴音が成功したんだし。
「うん♪」
「じゃあ帰ったら、話してみる。…ってか、今日の洗濯物にもソックス入ってる」
「マジ!?誰のなんだろうね」
「うん」
持ち主の名前が書いてある訳じゃないし…。
それに、決まって二組だし…。
帰り、祐チャンに言ってみよ。