先生とわたし
「…やっぱり、まだ早いですよね。」
……
「…一人で言えるか?」
長い沈黙の後、祐チャンが発した言葉は、これだった。
「大丈夫だと思います。それに、これさえあれば」
そう言って、私は祐チャンに渡した封筒を指さした。
「そうだな。話してどうだったか、教えてな。」
「はい♪」
「あっ、これ。」
分かれる最後の信号を待っている時に、写真が入った封筒が渡された。
「…こんなに?」
少しだけ取って見てみると、覚えのない写真とかが出てきた。
「ハハハ…。こっそりとな」
「寝顔まで…。」
気付かなかった
「ほら、降りろ。」
「ありがとうございました話したら、連絡します」
「了解。じゃあ、頼むな。」
「はい。」
祐チャンを見送って、家に帰った。