先生とわたし
看病
部活がどんどんと本格的な練習を取り入れ始めた、ある日の昼休み。
「今日、部活休みだって。」
「えっ!?」
琴音が何気に携帯を開くと、智クンから部員全員に、一斉メールが流れていた。
「今来たみたいだよ。なんか、祐チャンが休みらしい。千華、知ってた?」
祐チャンが休み…?
何の連絡もないから、初耳だった。
「知らない…。えっ、何したんだろう…。」
「次の時間、智クン教えてくれるでしょ。」
「だといいけど…。」
本鈴ぎりぎりまで琴音と話をして、現代文の準備をした。