先生とわたし

…

｢千華、返事来た?｣


｢まだ来てない…。｣


休み時間、ﾒｰﾙを送ったことを知ってた琴音が、聞いて来た。



ﾌﾞｰﾌﾞｰ…


｢来た!!｣


時間を見計らったみたいなﾀｲﾐﾝｸﾞで、祐ﾁｬﾝから返事が来た。



--かなりﾔﾊﾞｲ。風邪薬と熱冷まｼｰﾄ買ってきて。--



｢風邪薬って、病院行ってないの!?｣


｢みたいだね…。相当悪いんだよもう帰ってもいいかな?｣


こんなﾒｰﾙを見たら、授業なんかどうでもいい。


｢だめでしょ。次が智ｸﾝだったらまだ大丈夫だと思うけど、大木の授業だし…。心配なのは分かるけど、授業ｻﾎﾞったりしたって祐ﾁｬﾝが知ったら、怒ると思うな。｣


｢そうだよね…。｣


心配だけど、まずは授業が大事だし…。



祐ﾁｬﾝ、終わったらすぐに行くから、待ってて!!