先生とわたし
……
昼休み。
早めに食べ終えて、古河の所に行った。
今回は、琴音も一緒に来て貰った。
職員室では、ほとんどの先生が、昼食を摂っていた。
少し奥の方で、古河も食事中。
「…行かないの?」
「食事中みたいなんだよね…。」
食事の時間を邪魔するのは、嫌だ。
「でも、早く行かないと千華の気分変わっちゃうかもよ?」
「うん…。なら行く。」
何気に、古河と目が合って気付かれちゃったし…。
「失礼します。今時間大丈夫ですか?」
「あぁ。どうしたんだ?」
「進路のことで相談にのっていただけないでしょうか?」
「さっき断ったくせに。」
「いや、あの時は…。」
「まぁ、いい。今日の放課後でいいか?」
「はい。よろしくお願いします。」
隣に担任はいるものの、相談なんかしない。