先生とわたし



ピピー


前半がおわった。


「高橋、大丈夫か?」

すぐに祐チャンが来た。

「もしかしたら…。」

「…そうか。」


「「すいませんでした。」」


工業高校の顧問と、高橋くんとぶつかった選手が一緒に来た。


「骨折ですか?」

「まだはっきりとは分かりませんが、多分骨折だと思います。」

「そうですか…。」


とても、申し訳なさそうにしている。


「お母さん来たみたいです。」



「遅くなって申し訳ありません。」


お母さんが来たから、すぐに帰れるように、高橋くんの荷物を琴音と一緒に片した。


「これで間違いない?」

「あぁ。ありがとうな。」

「分かったら連絡して下さい。」

「はい。ありがとうございました。」


高橋くんと仲の良い子達が、車まで送って行ってくれた。


「じゃあ、後半始めるぞ!!」


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