先生とわたし
疑
数日後の昼休み。
「最近どーよ。」
「うーん…。理由はともかく、一緒に寝たから一歩前進。ってとこかな。それに、あれから毎日お昼のお弁当作ってあげてるし♪」
祐チャンが風邪を引いた後から、ちゃんとお弁当を作って、下駄箱に入れてあげている。
自分のおかずとかなら多少は手を抜けるけど、祐チャンが食べるとなれば、手を込ませてしまう。
だから、自然と同じような中身になって…。
「風邪がきっかけで、お弁当を作ってあげるとか、偉いんだけど!!」
「食生活聞いたら、ビックリなんだもの。」
「へぇ~。ってか、本当にあの時、寝ただけなの!?」
「そうだけど…。」
ここで、聞いて来るのか…。
「よく我慢出来るよね…。」
「まぁ…。病人だったし尚更、卒業までしない。って言ってるから…。」
我慢か…。
本、見てたからなぁ…。
「とか言っても、3か月だね。智くんもそうだったし…。」
「マジか…。」
やっぱり、一線越えてたんだ…。