先生とわたし
「そんな引かないでよね!!誰だって、付き合ったら結局はするんだから。」
「そうだけど…。怖く無いの?」
「大丈夫だって。最初は全て任せちゃいな。今から怖がってたら、当日出来なくなっちゃうよ?」
「うん…。」
何なんだろう。
経験した琴音が言うと、少しだけ安心する。
「てか、もう少しでクリスマスじゃん。プレゼント決めた?」
「まだ…。琴音は?」
「決めたよ♪日頃使うものをあげるつもり。」
「そうなんだ。何が欲しいんだろう…。」
全然祐チャンは、欲しい物を言ってくれない。
「え、何も、自分にリボン付けてあげればいいじゃん。」
リボンって。
「真面目に考えてよね!!」
本当は自分で考えないといけない事は知ってる。
でも、全てが初めてで、分からないことだらけ。