先生とわたし
「知らなかった…。ってことは、学年の先生たち知ってるの?」
「俺と高野は知られてないはず。」
よかったぁ~。
「俺たちは……」
えっ、もしかして知られてるの!?
「智くん!?」
「まっ、心配すんな。」
「最低…。」
でも、先生たちになら知られても大丈夫なんじゃあ…。
「ごめんごめん。そう怒るなって。」
「ふんっ」
あーぁ。
「…高野。顔上げんなよ。」
「うん?」
そう言われると、上げたくなっちゃうけど、祐チャンが何でそう言ったのか、大体分かったから、言われた通りに顔を下げた。