先生とわたし


……


「ったく。これ以上はここでは止めとけ。高野。顔上げていいぞ。」

祐チャンは、事を無理やり終わらせた。


「二人もしたいならしてもいいんだぞ?」

「何もここでしなくてもいいだろ。てか、キス以外の仲直りの仕方とかないのか?」

「「ない。」」

言い切った…。

「そ、そうか。」

祐チャン、顔引き吊ってる…。

それもそうだよね。

目の前でキスをモロ見させられてたら、仕方ない。

「もう勤務時間終わった?」

今はもうすぐ17時になる頃。

「とっくに。」

「じゃあ帰ろ♪」

「そうだな。部活も滝口に任せて大丈夫だろ。」

「だな。じゃあ先に昇降口に行ってて。」

「「うん♪」」


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